コワーキングスペースって起業家やフリーランスやパウロみたいなノマドワーカーが主に使っているんだけど、
その中にはやっぱり変わった人がいるのよね~(パウロのことじゃないからね!)
オブラートに包むとユニークな人?
そこでコワーキングスペースのお友達に聞いた変わった出来事の話を紹介するわね~
今回は千葉県で出会った男性のお話よ。
狙い撃ちする男
私が利用していたコワーキングスペースは、月額会費を支払って利用する、会員制のスペースでした。コワーキングスペースは、自治体が設置する無料のスペースもあれば、民間企業が設置する有料のものもありますが、有料のほうが、利用者の雰囲気も良いのではないかと思い、このころはよく、有料のスペースに通っていました。
さすがにわざわざお金を払って利用する有料スペースということもあり、真剣にノマドワークに勤しむ一人客もいれば、複数人で活発な議論を繰り広げている、新興企業風のグループもたくさんいました。はじめは自分自身も、やる気が奮い立たされたものでした。
そこで私はライティングの仕事をしていることが多かったのですが、ある日、一人の男性から、何やら声をかけられました。いわく、ちまちまノマドワークをしているよりも、もっと効率よく、かつ大きな仕事をしようとのお誘い。
こういう勧誘はよくあることなので、丁重にお断りしたのですが、その方はしつこくお誘い文句を語ってくるのです。
私は固定給のある本業をしつつ、副業としてライティング業をしており、気分転換にコワーキングスペースでライティングをしているだけなので、これ以上、何かビジネスを広げようとは全く考えていません。安定した固定給もあるため、無理にこれ以上稼ごうとも思っていません。その旨をその方にご説明しても、「それは安定した職業といえるのか?」「そもそも現代における安定とは?」といった禅問答が始まる始末。
その日はどうにも埒が明かないため、私が早々に退出することになってしまいました。
そしてその後も、その方とは、同じコワーキングスペースで頻繁に出くわす羽目になってしまい、何度も同じ話をされました。結局私はそのスペースの契約を解約してしまいました。
誰でも無料で利用できる公的スペースよりも、私設の有料スペースのほうが、利用者層も洗練されていて良いのではないかと考えていました。しかし、有料スペースは利用者の顔ぶれがある程度固定され、覚えられてしまうこともあるので、こうした確信犯の勧誘の被害は、かえって有料スペースの方が多いのかもしれないと思いました。
少し騒がしかったりすることもあるかもしれませんが、良い意味で大人数の中に埋もれることができ、一期一会的で後ぐされのない、無料の公的スペースのほうが気楽に利用できるかもしれないと今は思っています。