コワーキングスペースって起業家やフリーランスやパウロみたいなノマドワーカーが主に使っているんだけど、
その中にはやっぱり変わった人がいるのよね~(パウロのことじゃないからね!)
そこでコワーキングスペースのお友達に聞いた変わった出来事の話を紹介するわね~
今回は千葉県で出会った女性のお話よ。
食べ物の臭い
私がコワーキングスペースで出会った最も変わった人の話をします。
いつものように私がスペースで作業をしていると、普段見かけない黒ぶちメガネをかけた50代くらいのおじさんがやってきました。
そのおじさんは、最初からちょっと挙動不審気味なところがありました。
作業中も独り言をぶつぶつ呟いており、周囲からも冷たい視線を浴びていました。
とはいえ、この程度では私も全く気にはしません。
事件は、仕事がひと段落つくお昼ごろに起きました。
私が利用していたコワーキングスペースは飲食物の持ち込みOK。
お昼ご飯を持ち込んで休憩スペースで食べる人もいます。
ちょうどお昼時となり、私は顔見知りの方と休憩スペースで軽食をしながら談笑していました。
すると、そこにおじさんが手作り弁当を持ち込んで入室してきました。
私たちはすぐに会話を再開したのですが、すぐに異様な臭いが室内に充満し始めました。
不審に思って臭いの元を辿ると、例のおじさんから発せられてるではありませんか。
おじさんに目を向けると、なんとパックの納豆を持ち込みシャカシャカかき回しているではありませんか!
これには開いた口がふさがりませんでした。
その場にいた全員が奇異の視線をおじさんに向けていました。
しかし、そんな事一向にお構いなしのおじさんは納豆を混ぜ終えると今度はキムチを投入。
こうして特製キムチ納豆弁当が完成、その臭いに圧倒され、おじさんさんを残し全員が退室していきました。
退出した人たちは皆おじさんの話題で大盛り上がり。
いくら持ち込み可だからといって、あれほど臭いが強烈な納豆とキムチを持ち込む人がこの世に存在するとは信じられない思いでした。
あの人には気配りとか遠慮というものが存在しないのか、そんな畏怖の感情にその場は覆われていました。
「なんてアナーキーなんだ・・・」
「ロック過ぎる」
「納豆にキムチは反則やで」
そんな周囲の声をよそに、おじさんは弁当を食べ終えると何事もなかったかのように自分の席に戻っていきました。
当然、キムチと納豆の臭いを周囲に振り向きながら。
おじさんを見たのはその一回きりですが、今でも利用者の間では伝説として語り継がれています。