HAPPYな出来事ってみんなに聞いてもらいたいじゃない?????
だから今日はコワーキングスペースのお友達の話をするわね~
今回は神奈川県で出会った女性のお話よ。
見出し
私は手仕事で、小物を作っています。
キッチンで使うミトンや、コースター、クッションカバー、枕カバー、カーテン、ポケットティッシュケース、ティッシュBOXケース、ブックカバー、化粧ポーチ、筆入れなどなど、使う小物のほとんどは、自作です。
時にバザーなどで販売したり、贈り物として知人や友人にプレゼントをしたりもしています。
しかしながら、営業というものがからっきしダメで、大体は知人の紹介や、人づてに私のしていることを聞いてくださった方からの仕事が、これまで受注できた仕事のほとんどを占めています。他に、文章に関わる仕事を持っているのですが、そちらに比べて、大好きながらもこの手仕事については、特に、営業がうまくいっていません。
どう、クライアント様を増やしていくかが、いつでも私の課題です。
あるとき、よく利用しているコワーキングスペースのデスクで、ちくちくと針仕事を行っていたときのことです。私のデスクの正面近くに決まって座っている女性が、正面から回って、わざわざ私のデスクにやって来てくださいました。そして、周囲に配慮をしつつ、感じの良い小さな声で、
「とっても可愛らしいポーチですね。その小物、私の知っている手作りバザーのお祭りで販売しませんか」
と、言ってくださったのです。
正直、驚きました。営業、ああ営業が苦手だ、でも、皆はそこをがんばっている・・・と悩みながらも、コワーキングスペースで、お名前を知らない方から、今自分が縫っている小物を販売しませんか、と誘っていただけるとは、思っていなかったのでした。
コワーキングスペースでは、みんなそれぞれ仕事をしているし、誰も私なんかを気に掛けてはいないと思い込んでいたのでした。私は彼女のことを顔だけしか知らなかったのですが、もう幾度もこのコワーキングスペースで見かけていたことと、あるときには私の背後の席で、他の仕事仲間と大きなテーブルの予約をしてグループで座り、皆で仕事をしていたのも知っていたので、何となく、信頼がありました。
話はとんとん拍子に進み、彼女が運営者の一人に名を連ねている、ある土地の地域おこしのためのようなバザーで”手作り作家”の一人として、自作の作品を出品していただけることになったのでした。
当日は私もブースに一日詰めることや、決められた出品料を支払うこと、というルールも、私には、他の作家さんと同じ扱いだと感じられて、彼女から声を掛けていただいたことには遠慮をしなくてよいのだと、気が楽でした。
予定はしていなかったので、当日まではやや大変でしたが、バザーは他の作家さんとの交流を生み、実りの大きいものとなりました。
声を掛けてくださった彼女のような積極性こそが、自分の仕事を継続させるのだと、つくづく、学びの大きなありがたいできごとでした。